平田健二民主党参議院幹事長は22日の定例記者会見で、参議院選挙制度改革について、最高裁が一票格差の是正を指摘していることを受けて、これの是正とともにマニフェストで掲げた議員定数の削減と合わせた改革に取り組んでいるが「一票の格差を限りなく1対1に近づけるようにしながら、定数を削減しなきゃならないということで、ある種、神業(かみわざ)をやらなきゃならない」と制度改革の難しさを滲ませた。
平田民主党参議院幹事長は「会派(民主党・新緑風会)としての案は4月いっぱいをメドにと思っているが、早ければ早い方が良いと思うので、できるだけ早くまとめたい」意向を語った。
また、新年度予算と予算関連法案について「与党の我々が与党の責任として成立させねばならない。ただ、なかなか厳しいとの認識は持っている。それぞれ知恵を出し合いながら成立に向けて全力を尽したい」と語り、野党の協力も取り付けられず、挙党態勢もとれていない状況下でこちらの成立も神業くらいの厳しい状況に追い込まれている。
党利党略をこえ、国民生活の視点から与野党が歩みよる姿勢こそ求められる。
(編集担当:福角忠夫)