観光などの人出 正確把握へ観光庁が試験調査

2011年02月04日 11:00

 観光地における観光客数、初詣参拝者数などは主催者発表で20万人、警察発表で15万人など、大きな差が生じることも珍しくなく、的確な観光客数の把握方法が望まれているおりから、観光庁では負担が少なく、より正確な観光客数把握手法の検討を進めるため、家庭用ビデオカメラと画像解析ソフトを使った観光客数を数える試験調査を2月5日、6日の宮崎県えびの市の「京町二日市」で実施する。京町二日市には例年25万人程度の人出があると言われてきた。

 観光庁は、5日は午前9時から午後6時までビデオカメラの画像解析により市中心部の断面における通行量を把握することにしているほか、入込客が流入する主要4箇所での客数把握(3箇所はビデオカメラで、1箇所はバス降車数で把握)を行う。また、河川敷駐車場の利用状況調査やJR京町温泉駅降車数把握調査などで補足調査を行うことにしており、どこまで実数に近づけるか注目される。
(編集担当:福角忠夫)