小沢元民主代表が政倫審拒否なら党で出席決める

2010年12月14日 11:00

 岡田克也民主党幹事長は13日、党役員会で小沢一郎元民主党代表の政治とカネをめぐる問題で、小沢元代表の国会招致について意見交換した結果、(1)小沢元代表に政倫審に自ら出席して、国民に説明していただきたい(2)出席のない場合には、党において政倫審出席を決めなければならなくなる、との前提で、小沢氏との話し合いを幹事長に一任するとのことになった、と話した。

 岡田幹事長は、これを受けて「早急に話し合いを小沢元代表に申し込みたい」とした。

 岡田幹事長は「国民の多くのみなさんから、説明が不足しているとの考え方が示されており(党としても)裁判があるから国会における説明の必要ないという立場はとっていない」と役員会の意見交換でも、そのスタンスから、とるべき対応を話し合ったことを示した。

 ただ、党役員会の結論として「政倫審で説明すべき」との強いメッセージが事実上、出されたことになる。小沢元代表が、これに応じるのかどうか、対応が注目される。
(編集担当:福角忠夫)