三越伊勢丹ホールディングス は9日、平成25年3月期第2四半期の連結決算を発表した。売上高は574,931百万円(前年同四半期比1.5%減)、営業利益は8,163百万円(前年同四半期比9.8%減)、経常利益は6,666百万円(前年同四半期比57.5%減)、四半期純利益は1,743百万円(前年同四半期比91.5%減)となっている。
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、震災復興に伴う公共投資の本格化に加え、エコカー補助金などを背景に個人消費が堅調に推移するなど、緩やかながら景気回復の動きが見られた。しかしながら、株価低迷や消費税増税・電気料金値上げに対する懸念、さらに海外では欧州債務問題や中国の景気減速など、国内外で先行き不透明な状況が続いている。
百貨店業界においては、昨年の震災影響の反動から4月の全国百貨店売上高は前年実績を上回ったが、その後の売上高は、東京地区がほぼ前年並みと堅調に推移しましたが地方百貨店が伸び悩み、全体では前年実績を下回っている。
このような状況の下、同社グループは「常に上質であたらしいライフスタイルを創造し、生活の中のさまざまなシーンで役に立つことを通じて、一人ひとりにとっての生涯にわたるマイデパートメントストアとなり、高収益で成長し続ける世界随一の小売サービス業グループ」の実現に向けた取組みを推進しているが、減収減益での着地となっている。