ソニー、新コンテンツ配信システムをカシマスタジアムへ導入

2010年11月06日 11:00

 ソニー<6758>は、スタジアムでのライブエンタテインメントをより楽しめるソリューションビジネスを開始。その国内初の事例として、サッカーJリーグ・鹿島アントラーズのホームスタジアムである茨城県立カシマサッカースタジアムに、旋回型HD 3CMOSカラービデオカメラ、小型のデジタルHDビデオカメラレコーダー、スタジアム内コンテンツ配信システム等により構成される、新しいスポーツエンタテインメントソリューションを導入する。

 この導入により、従来カメラが設置されていなかった大型映像表示装置上部や選手通路、ゴール裏に新たに高画質な業務用カメラを設置したことで、観戦中の観客は手元のPSPRを使い、スタジアム内のみで見られるマルチアングルの「いまだけ・ここだけ・あなただけ」のコンテンツを視聴できるという。

 同ソリューションシステムは、同社の国内B2Bビジネスを担当する100%子会社であるソニービジネスソリューション(以下、SBSC)が提供。SBSCは鹿島アントラーズのテクニカルサプライヤーとして、同システムの設計・構築から、保守までをトータルにサポートしている。

 同社は今後も、ソニー製品・サービスならびにソニー独自の技術により、新しいスポーツの楽しみ方を提案するとともに、クラブチーム、スポンサー、コンテンツ/サービス提供者等へ向けた新しいビジネス機会を創出していきたいとしている。なお本システムによるサービスは2010年11月7日のJ1リーグ第29節、名古屋グランパス戦から開始されるという。
(編集担当:宮園奈美)