ヤマハ発、クラス最軽量の4ストローク船外機を発売

2010年09月22日 11:00

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ヤマハ発動機は、クラス最軽量を達成した300馬力の4ストローク船外機「F300B」を開発し、2010年9月24日より発売する。

 ヤマハ発動機 <7272>は、軽量・コンパクト設計の徹底により、クラス最軽量を達成した300馬力の4ストローク船外機「F300B」を開発し、2010年9月24日より発売する。

 同製品は、船外機としての基本性能を高めながら、軽量化とコンパクト化、環境性能を追求した300馬力の次世代4ストローク船外機。徹底した軽量・コンパクト設計により大型ボートへの複数搭載にも対応するなど、既存の2ストローク船外機や4ストローク船外機からの代替えモデルとしてのみならず、より幅広い用途のボートへの搭載を可能にしている。

 主な特長としては、新開発の排気量4,169立方センチメートル、60度V型6気筒、DOHC24バルブのパワーユニットが搭載され、卓越したパワーとスピード性能を発揮している。また、溶射技術を投入した「スリーブレスシリンダー」を採用することで、クラス最軽量を達成したほか、耐熱性、耐摩耗性、リサイクル性の面などでも優れた特性を誇っている。

 さらに精密に計量した燃料を最適なタイミングで燃焼室に供給する「マルチポイントフュエルインジェクション」や、ブローバイガスに混合したエンジンオイルを分離し、燃料のみを再び燃焼室に戻す「ブローバイガス再燃焼システム」などの採用により、優れた燃費性能とクリーンな排気を実現。世界で最も厳しいと言われている米国カリフォルニア州大気資源局(CARB)の2008年度規制値における最高基準値(スリースター)をクリア。環境保護という面でも配慮されている。

 なお、同社では、国内の年間販売計画数は80台を予定している。
(編集担当:宮園奈美)