今の時代にいてほしい人物は、やっぱり龍馬

2010年09月13日 11:00

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毛髪クリニック リーブ21が実施したアンケートによると「歴史上の人物で一番髪型がカッコいいと思う人物」の1位に坂本龍馬が輝いた。

 毛髪クリニック リーブ21は、同社ホームページ内で、歴史上の人物におけるイメージ調査を実施した。その結果によると、現在放送中のNHK大河ドラマ「龍馬伝」などで注目を浴びている坂本龍馬が「カッコいい髪形」「今いてほしい人物」「なりたい人物」などで3冠を達成したという。

 今回のアンケートでは、歴史上の人物のなかで「カッコいい髪形の人物は?」「今の時代にいてほしい人物は?」「その人物に何をしてほしいか?」「自分自身がなっていみた人物は?」の4項目において、13歳から87歳までの男女589名に回答を求めている。

 まず「カッコいい髪形の人物は?」という質問の回答では、1位の坂本龍馬が38%、2位の土方歳三が17%、3位の織田信長が9%となっている。この3人に髪型の共通点は、時代は違えど、当時では最先端の髪型をしていたという点が理由として挙げられたようだ。また、「今の時代にいてほしい人物は?」では、過半数近い47%が再び坂本龍馬と回答した。これは、テレビドラマやコマーシャル、書籍の題材などにより、龍馬の認知度が高まったことはもちろん、不況であえぐ日本に今足りないとされる、真のリーダーを国民が求めていることもあげられるだろう。それを裏付けるかのように、「その人物に何をしてほしいか?」という質問では、1位の景気回復や2位の政治改革、3位の世界での日本のリーダーシップの発揮など、現在の社会情勢が大きく反映されている。最後の質問である「なってみたい歴史上の人物は?」の問いでも、坂本龍馬が25%を占め1位。2位以下は、徳川家康、福沢諭吉と時代ごとの改革者が続いている。

 今回のアンケートでは、坂本龍馬が3冠を達成し、その存在感と生き方が憧れとして多くの国民に浸透していることがわかる。高い理想を胸に、強い統率力で時代を牽引するリーダーとしてのあるべきこのような姿を、現代ではなく過去の偉人たちに求めてしまうというのが、真のリーダーが不在とされる今の日本の現状を象徴しているようにも思える。
(編集担当:山下紗季)