クロス・マーケティングが全国の20歳から69歳までの同社のアンケートモニター1200人(男女各600人)を対象に5月15日から19日の間で実施した一般用医薬品に関する消費動向調査で、一般用医薬品の購入時の重要選択ポイントの上位3位が「効果の確実性」(87.9%)、「手ごろな価格」(65.2%)、「飲みやすさや使いやすさ」(57.6%)であることが分かった。
また、20歳代では男女ともに、全体の傾向に比べ「味や匂い」を重視するポイントが高く、60代の男性では「ブランドイメージ」をあげる人が他の年齢層や男女に比べ高かった。また、女性は男性に比べ「飲みやすさや使いやすさ」を重視して商品選択を行っていることも分かった。
次に、「高価格・有名ブランド医薬品」と「低価格・無名ブランド医薬品」で成分が同じとの前提で二者択一で選択してもらった結果、低価格・無名ブランド医薬品を選択した人が56.6%、高価格・有名ブランド医薬品は19.2%とブランドより低価格が選択されることが分かった。
また、「新成分配合新薬」と「使い慣れている医薬品」では、使い慣れている医薬品が40.1%、新成分配合新薬18.4%と使い慣れた方を選択する人が多かった。
さらに「有名ブランド医薬品」と「店員がすすめる医薬品」では店員がすすめる医薬品が39.8%、有名ブランド医薬品が18.9%と店員のすすめを重視する人の方が多かった。
(編集担当:福角忠夫)