新憲法制定推進大会 憲政記念館で30日

2013年04月09日 20:45

 自主憲法制定派のリーダー・中曽根康弘元総理が会長を務める新憲法制定議員同盟が主催して「新憲法制定推進大会」を30日に都内の憲政記念館で開催する。

 同盟には自民党の衆参国会議員165人が所属し、自民党の石破茂幹事長も出席の予定。大会では前防衛大臣の森本敏氏が日本の安全保障と憲法問題をテーマに記念講演するほか、杏林大学名誉教授の田久保忠衛氏が「なぜ今、我々は憲法を改正しなければいけないのか」のテーマで講演をする。大会決議も行う予定。

 新憲法制定推進大会は憲法改正に向け、国民の意識高揚を図るのが狙い。参加は無料になっている。

 新憲法制定議員同盟はもともと昭和30年に発足した自主憲法期成議員同盟が平成17年に改称して、現在のものになった。定期的な勉強会を開催している。

 憲法議論が安部政権の下で活発化していることから、5月の憲法記念日を前後して、自主憲法制定派、改憲派、加憲派、護憲派など、現行憲法をめぐる様々な集会が例年以上に各地で催されることが予想されている。(編集担当:森高龍二)