熱中症 都内死亡者の74% 一人暮らし

2010年08月16日 11:00

 東京都が都内23区で梅雨明け(7月17日)から8月7日までの間に熱中症により亡くなった人の状況をまとめたところ、96人が死亡し、このうち90.6%は65歳以上の高齢者、さらに、亡くなった人の74%が独居者だったことが分かった。死亡場所は95.8%まで住居内だった。

 都では熱中症を防ぐため、(1)動いていなくても、意識してこまめに水分補給を心がける(塩分補給も忘れずに)、(2)室内の風通しをよくして、高温多湿にならないように(3)外出時は、なるべく帽子や日傘で直射日光を避けるよう注意を呼びかけるとともに、亡くなった人が一人住まいの高齢者であるケースが多いことから、身内による電話や訪問、地域での声かけなど、思いやる行動を求めている。
(編集担当:福角忠夫)