凸版印刷<7911>と富士通FIPは、8月2日より劇団四季のギフトカードASPサービス「劇団四季ギフトサービス」を開始した。これは、エンターテイメント業界としては国内初の試みとなる。
ギフトカードASPサービスは、凸版印刷と富士通FIPが共同で開始した、ギフトカードの残高管理と行うリアルタイムプロセッシングサービス。これは、各種国際認証を満たした富士通FIPのデータセンターで運用しているため、信頼性が高いのが特徴である。既に、50社を超える企業が導入しており、その実績は国内随一だ。今回の劇団四季へのサービス提供開始により、ビジネスサポートから、製造・発行・プロモーションまで一貫したサービスの提供及び、ギフトカードモールにおいて劇団四季のギフトカードの販売が可能となる。
劇団四季ギフトカードは「劇団四季ウェブプラン2010」の開始に伴いスタート。予約サイトや劇場にてチケット購入時に利用できるプリペイドカードで、3000円、6000円、9800円の3種類のチャージ金額を選ぶことができる。これにより、予め観劇日を決めなければ発券できなかった従来のシステムでは贈答用として扱いにくかったチケットが、カードを受け取る側の都合に合わせて自由に観劇日や劇場、作品を選ぶことが可能となり、利用の幅が広がることが期待される。
凸版印刷および富士通FIPは、ギフトカードの付加価値を高めると共に、国内のギフトカードの拡大をすべく、全国の流通・サービス業においての販売を強化していくという。
(編集担当:山下紗季)