バンドー化学 <5195>は8月1日よりロシアのモスクワに駐在員事務所を開設する。
同社は2010年度よりスタートさせた中期経営計画において、ベルト事業に重点的に経営資源を投入し、中長期的に成長が期待できる海外市場での事業拡大を基本戦略の1つにあげている。なかでもロシアは景気の回復が中国やインド、ブラジルなどの他の新興市場と比べて遅れているため、反対に経済成長が見込まれると判断。ロシアとCIS地域をカバーするモスクワ駐在員事務所を開設するに至ったという。
今後、同駐在員事務所では同地域における自動車用および産業機械用伝動ベルトなどの将来的な販売・物流拠点の設置を見据え、市場調査・顧客情報の収集などのマーケティング活動を実施するという。
(編集担当:宮園奈美)