村田製作所 超低消費電力のMP3デコーダ向け演算処理IPコアを開発

2010年07月26日 11:00

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村田製作所とマセマテックが、従来のソフトウェアの約1/10という超低消費電力のMP3デコーダ向け演算処理IPコアを共同開発

 株式会社村田製作所 <6981> は、従来の一般的なソフトウェア処理と比較して、約1/10以下の超低消費電力で動作する、「MP3デコーダ向け演算処理IPコア」を開発し、2010年7月よりライセンス供与を開始すると発表した。

 携帯オーディオプレイヤーや携帯電話などのモバイル機器で音楽再生を行う場合、バッテリ駆動時間の制約が大きな課題となる。とくに、MP3デコーダ内の演算処理に掛かる負荷は大きく、消費電力の大半を占めるといわれている。

 今回、村田製作所が開発した「MP3デコーダ向け演算処理IPコア」は、システムLSIとFPGAの回路縮小技術を得意とする半導体回路設計会社のマセマテックと共同開発されたもので、村田製作所独自のアーキテクチャによる回路設計技術と、マセマテック社の回路圧縮技術Spinor(スピノール)の適用により、この分野では世界最小水準となる回路規模・消費電力を達成した。

 IPコア事業への参入は、村田製作所が中長期計画で取り組んでいる新規事業計画の一環でもあり、同社では今後もマセマテック社をはじめ、有力な半導体回路設計会社などと連携をとりながら、通信分野のIPコアの開発と商品化を進めていく方針だ。
(編集担当:藤原伊織)