国会議員約170人がA級戦犯を合祀する靖国神社を参拝したことについて、菅義偉官房長官は23日夕、「超党派で行かれたのだろう」としたうえで「こころの問題、信教の自由であるので、自然的に靖国神社を参拝されたのだろうと思う。また、そういう方が全てだっただろう」と政治的意図のないことを強調した。
菅官房長官は「それぞれの国の立場はあるが、大局的観点に立って、それぞれの国の立場があるので、外交に影響を与えるようなことは避けるべきだろう」と外交問題にすべきでないとの考えを強調した。
菅官房長官は「安倍政権としては靖国神社参拝については、個人の意思を尊重するというか、信教の自由であり、こころの問題に政府として足を踏み込むべきでないという立場で、それぞれの判断に対している」と述べ、靖国神社とは別の国立施設の建設やA級戦犯の分祀に対する政府の立場については「いろいろな意見のあることは承知している。ま、そおいうところであります」と言うにとどめ、積極的な検討の姿勢は示さなかった。(編集担当:森高龍二)