野田佳彦総理は29日の第181回国会・衆議院本会議の所信表明演説で「今日より明日(あした)は必ず良くなる。私は、この国に生を受け、目の前の今を懸命に生き抜こうとしている全ての日本人に、そう信じてもらえる社会を作りたい」とアピールした。
また「雇用を守り、格差を無くし、分厚い中間層に支えられた公正な社会を取り戻したい。原発に依存しない、安心できるエネルギー・環境政策を確立したい」と述べた。
あわせて、野田総理は「明日(あす)への責任を果たしたい。私は子や孫たち、そして、まだ見ぬ将来世代のために、今を生きる世代としての責任を果たしたい」と政治の目標、取り組み姿勢を強く訴えた。
ただ、これまでの1年あまりに及ぶ野田政権の成果をみるとき、その声がどこまで国民に響いたかには疑問視する声もある。(編集担当:森高龍二)