データセンター向けに強化した新しい「IPCOM EXシリーズ」

2010年04月23日 11:00

 富士通 <6702> は、これまで販売を行っていたネットワークサーバ「IPCOM EXシリーズ」において、データセンター向けに「性能向上」「グリーンICT」などの各種対応を強化した新シリーズを発表。10ギガビット(G)インターフェースを搭載した最上位モデル「IPCOM EX2500」をはじめとした各種ラインナップの販売を開始した。

 今回発売を開始した新しい「IPCOM EXシリーズ」は、マルチコアCPUなど最新のアーキテクチャーを採用することで、従来のラインナップに比べて性能を2~4倍に向上。価格を同等に抑え、コストパフォーマンスを大幅に向上した。さらに、消費電力の低減やさまざまなセキュリティ対策を統合するUTM(Unified Threat Management)機能、サーバ負荷分散機能、”見える化”などによる「グリーンICT」への対応や、ケーブル接続インターフェースを前面と背面に搭載することによるサーバラックへの搭載性の向上、200V電源への対応など、主にデータセンター向けの対応を強化。それだけでなく、強い暗号技術(SHA-2)に対応した証明書も利用可能になり、暗号の2010年問題にも対応することになる。

 これによって、運用や管理にかかるコストの削減や、セキュリティ統制の実現に向けたサーバ集約やデータセンター、クラウドサービス活用などに求められる「安全」「快適」「エコ」なICTシステムを実現。より安心して利用することが可能になった「IPCOM EXシリーズ」は、5月13日(木)・14日(金)に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催される「富士通フォーラム2010」に出展される。
(編集担当:上地智)