日本経済再生が現下最大の課題と野田総理演説

2012年10月30日 11:00

 野田佳彦総理は181回国会・衆議院本会議での所信表明演説で日本経済再生への意欲を特に強調した。

 野田総理は「明日(あす)への責任を果たす。それは、将来不安の連鎖を招くデフレ経済と過度な円高から抜け出すこと」とし「日本経済の潜在力を覚醒させ、先行きに確かな自信を取り戻すことだ」と強調。

 そのうえで「日本経済の再生に道筋を付け、雇用と暮らしに安心感をもたらすことは野田内閣が取り組むべき現下の最大の課題」と明言した。

 そして「経済再生を推し進める第一の原動力はフロンティアの開拓により力強い成長を目指す日本再生戦略にある」とし「戦略に描いた道筋を着実にたどっていけるよう、日本再生を担う人材の育成やイノベーションの創出に力を入れるとともに、グリーン、ライフ、農林漁業の重点三分野と中小企業の活用に、政策資源を重点投入する」とした。(編集担当:森高龍二)