来春高校卒業予定で、就職を希望している生徒約18万7000人のうち、10月末現在で約8万4000人が就職の内定をもらえずに就職活動をしていることが文部科学省の就職内定状況調査で分かった。
それによると、就職が内定している生徒は約10万3000人。就職希望者の55.2%にとどまっていた。就職内定率は昨年同期に比べ11.6ポイント下回っており、厳しい就職市場をうかがわせている。
男女別では男子が59.4%、女子が49.6%と昨年同期比で、男子の場合12.4ポイント、女子で10.7ポイント下回り、女子は特に2人に1人が内定を得ていない状況だった。
学科別では工業が73.2%と比較的高い数値になっていたが、福祉、商業、総合学科、情報、農業、水産、家庭といった学科は50%台。普通科は42.4%、看護は19.4%と特に厳しくなっていた。
(編集担当:福角やすえ)