小沢一郎民主党幹事長は19日午後5時ころから行われた共同記者会見で、日本テレビの世論調査で、民主党の支持率が自民党の支持率との差を広げる結果になったことについて「国民の期待に応えて頑張っているところが、国民の理解と期待を集めているのではと考えている」と話すとともに、「行政、政策で国民の信頼を得ることに尽きる」と政権運営についての考えを示した。
また、民主党幹事長としての感想を求められ「淡々と自分の仕事を進めている」とし、参議院選挙に向けての地方行脚にはいつごろからいくのか、との記者団の問いには「準備ができ次第始めたい」と話した。
また、首相在任中の党代表任期(2年になっていること)に対する考えを問われ、「党規約も万年野党の規約になっている(ところもある)。政権与党としても対応できる規約に改める必要がある。党代表の任期の問題もその対象に入るかもしれない」とし、党規約の見直しについて検討しなければならないとの考えを示した。
このほか、鳩山内閣の支持率が報道機関の調査で60.9%になっていることへの感想を聞かれ、「高い国民の評価だと思う」とした。前原誠司国土交通大臣が次々打ち出す改革案についての評価を聞かれた小沢幹事長は「個別の大臣への論評をする気はないが、一生懸命やっていることは、国民の皆さんの目に素直に写っていると思う」と評価する発言を行った。
また、個人献金や企業献金など政治献金についての扱いについての問いには「いろんな議論があるから有識者の皆さんのご意見を伺い、それを参考に考えをまとめていきたい」と21世紀臨調からの意見を参考に、法案づくりを進め、国会での成立を図って行く意向を示した。
(編集担当:福角忠夫)