維新の国会議員定数削減「議論すり替え」斉藤氏

2025年10月19日 09:00

公明党の斉藤鉄夫代表は17日、日本維新の会が自民党との政策協議で国会議員の定数削減の法案を臨時国会でめざすとして提案していることに「企業団体献金の協議が進まないから、国会議員の定数削減の話に持っていくというのは(議論の)すり替え」と指摘した「あまりに乱暴だ」と批判した。

 斉藤代表は立憲民主党の野田佳彦代表と党首会談に臨み「各党間で丁寧な議論が必要」という認識を共有している。

 斉藤代表は定数削減自体の議論は否定しないとしたうえで、比例区のみでの削減では「少数意見をすくいとれない」と問題点を指摘し「公明党は反対する」とした。

 また野田代表は「公明党が連立から離脱した理由は政治資金の問題」と指摘し、定数削減に議論を移すのは「順番が間違っている」とした。

 維新の会は政治改革に関して、企業団体献金の廃止、国会議員定数1割削減を目指す法案の臨時国会での成立、選挙制度改革などを自民党に示している。(編集担当:森高龍二)