国内における100歳以上の高齢者が4万399人と初めて4万人の大台を突破したことが厚生労働省の調べで分かった(永住在日外国人を含む)。
このうち、3万4952人は女性で全体の86.5%を占めた。最高齢者は沖縄在住の女性で114歳。男性の最高齢者は京都府在住の112歳だった。
厚生労働省が9月1日に調査、9月15日現在でまとめたところによると、100歳以上の高齢者は前年に比べ4123人増加し、初めて4万人の大台にのった。
「老人福祉法が制定された1963年では153人だった」ことから、この46年の間に264倍になった。
特に、2003年に2万0561人と初めて2万人台にのってからは、4年目(2007年)に3万2295人、5年目(2008年)に3万6276人と年間4000人ペースで増え、今年(2009年)は4万399人となった。厚生労働省では「増加傾向は何年か続く」とみている。
また、人口10万人あたりに占める100歳以上の高齢者数では、最も多い県ベスト3は沖縄(67.44人)、島根(66.21人)、高知(61.45人)。最も少ない県は埼玉(15.90人)、愛知(18.45人)、千葉(21.45人)だった。最多ベスト3も最少ベスト3も昨年と全く同じだった。埼玉、愛知、千葉で高齢者数が人口比で少ないのは「都心での就職のため、若い人が流入してくることが要因として大きいのでは」と話している。
(編集担当:福角忠夫)