任天堂<7974>は24日、平成25年3月期 第2四半期決算を発表した。
当第2四半期の同社の状況は、ニンテンドー3DSが、新たなサイズバリエーションとして『ニンテンドー3DS LL』を日欧で7月、米国で8月に発売し、ハードウェア全体での販売台数は506万台となった。ニンテンドーDSシリーズでは、国内で6月に発売し、欧米で10月に発売となるポケットモンスターシリーズの最新作が合計426万本の販売となったが、世代交代が進み、ハードウェアの販売台数は98万台、ソフトウェアの販売本数は1,730万本にとどまっている。またWiiでは、マリオパーティシリーズの最新作『マリオパーティ9』がミリオンセラーとなったが、新規タイトルが少なかったことなどにより、販売数量はハードウェアが132万台、ソフトウェアが2,374万本となっている。
このような結果、売上高は2,009億円(うち、海外売上高1,271億円、海外売上高比率63.3%)、営業損益では、当四半期に製造を開始したWii Uハードウェアの収益性が厳しいこともあり、29Ⅰ億円の損失となった。さらに、為替差損が232億円発生した結果、経常損失は472億円、四半期純損失は279億円となっている。