常識通らないのはものすごく疲れる 石破幹事長

2012年10月25日 11:00

 自民党の石破茂幹事長は24日の党のカフェスタトークで三原じゅんこ参議院議員の質問に答え、「防衛庁長官や防衛大臣、農林水産大臣の時より、党政調会長のときより忙しい時期があるとは思わなかった」と幹事長職の多忙さを正直に語った。

 そのうえで石破幹事長は「忙しくても、ひとつひとつ解決していくのであれば、充実感もあるのだが、『近いうちとはいつか』から始まって、最近は『懸案が解決しても解散なんかやらない』とか。なんなんだろうね。これは。常識が通らないというのはものすごく疲れますね」とうんざりするような表情を隠さなかった。

 石破幹事長は「国会運営のための環境を整えるのが政府・与党の責任であり、(自分たちが政権与党であったときは)何度でも野党のところへ行ってお願いしますよとやってきた」と現在の政府・与党の国会運営への責任感のなさを批判した。

 また、滝実法務大臣の返り咲きには「やっぱり人がいないということにつきる」と語った。「こんな時期なのだから、自分がやるぞという人が出てこなければおかしい」とした。(編集担当:森高龍二)