横浜ゴムは国内の8生産拠点のうち、5工場(平塚製造所と三重工場、茨城工場、平塚東工場、長野工場)で産業廃棄物100%再資源化を達成した。
同社では、廃棄物処理法で定める産業廃棄物のほか、事業活動で発生する一般廃棄物の事務関係や材料梱包用などの紙くずや事業所内の樹木の剪定くずなども含めた再資源化に取り組んでおり、今年1月の個別処理委託契約に基づく資源の有効利用状況を検証した結果、目標が達成できたことが確認できた。
産業廃棄物の100%再資源化については2010年までを目標に取り組んでおり、達成に向けて各生産拠点では、再資源化が難しい産業廃棄物(半固形状の樹脂くず、金属洗浄後の廃液、汚泥など)の見直しを行うとともに、拠点間での処理業者情報の共有、処理業者の繰り返しリサーチ、性状・荷姿などの変更を重ね、再資源化が可能な範囲を拡大している。
「今後は残りの3生産拠点(三島工場、新城工場、尾道工場)でも早期の目標達成を目指すとともに、全生産拠点での継続的な資源の有効利用を進めていきたい」と話している。