山陽百貨店、平成25年2月期 第2四半期決算を発表

2012年10月15日 11:00

 山陽百貨店<8257>は11日、平成25年2月期 第2四半期決算を発表した。連結売上高は9,669百万円(前年同期比1.6%減)となったが、連結営業利益は149百万円(前年同期比4.4%増)、連結経常利益は156百万円(前年同期比8.3%増)、連結四半期純利益は89百万円(前年同期比99.7%増)となっている。

 現在、百貨店業界においては、東北・仙台地区で復興需要が一段落したことや、また期中後半からは高級時計や宝飾品等の高額商材において前年大きく伸ばした反動がみえ始めたことにより、全般的に厳しい商況となっている。

 このような状況のなか、同社グループは、具体的な営業施策として、食料品フロアにおいてグロサリーを中心としたセルフ方式の売場Sマートをリニューアル。集客面では全国各地の人気食品を取りそろえた「日本列島絶品うまいもの大会」や絵画・書から彫刻及び陶芸といった総合的な芸術展である「大藪雅孝展」など話題性のある催事を開催し、また、夏の恒例となった屋上ビアガーデンでは例年以上の支持を得たという。一方、経費面では、節電対策を含めてあらゆる費用項目について、引き続き強い姿勢で圧縮、削減に努めるとともに、効率的な経費執行を実施。これらの要因から、増益での着地となった。