新党改革 夏の参院選に候補擁立できず

2013年06月13日 09:28

 新党改革の舛添要一代表は12日の記者会見で党として参議院選挙に候補者を擁立しないと発表した。舛添代表は立候補を表明している他党の候補者を推薦することもないと語った。

 舛添代表は党勢拡大を図れなかったとして党の代表を今の任期をもって辞任するとともに参議院選挙に自らは出馬しないことをすでに表明している。

 一方で、候補者擁立に動いたものの、調整がうまく行かず、時間も限られているとして、今夏の参議院選挙への候補擁立を残念せざるを得なくなった。

 舛添代表は「新しい党代表の下で党の立て直しを図り、次の選挙に向けて新体制を整えて戦うことになると思う」と後継に期待を寄せた。

 舛添代表は憲法議論については「法律の専門家を交えてしっかりやる必要がある」とし、自民党の憲法草案については、自らも係わった一次草案では3分の2の賛成を得るために慎重に作成したが、2次草案は「民主党を批判し攻撃するために右バネがきいている」との考えを示したうえで「現在の草案のままでは国民投票になっても可決されないでしょう」と現行の自民憲法草案のままでは成立するだけの支持を得られないとの認識を示した。(編集担当:森高龍二)