走行中にCO2を全く排出しないHondaの新型燃料電池車FCXクラリティが環境省に納車された。FCXクラリティ(リース販売)第1号となるもので、Hondaでは「日本での販売は当面、官公庁と一部限定された民間企業へのリース販売になる」と話している。
「FCXクラリティ」は、燃料電池車専用として設計され、Honda独自開発の燃料電池スタック「V Flow FCスタック」を核に、燃料電池車だからこそできる低床、低全高のスポーティフォルム、デザイン、パッケージ、異次元のドライブフィールを実現した、としている。発進から最高速度まで、ダイレクトなレスポンスで、継ぎ目なく加速できる。
燃料は圧縮水素ガス。前輪駆動式で、最高速度は時速160キロメートル。車体全長4・845メートル、幅1・845メートル、高さ1・47メートル。重量1635キログラム。乗車定員は4人。
Hondaでは7月から国内にさきがけてアメリカでの販売をスタートさせており、日米合わせて3年間で200台程度を販売したいとしている。