自民、公明、民主などの超党派の有志議員が6月13日に「たばこと健康を考える議員連盟」を設立し、たばこ税を増やして社会保障費の財源確保を図ろうと動いていることに対し、舛添要一厚生労働大臣は「たばこについて言うとこれは、有害であるということでなるべく吸わないようにということを進めておりますので、そういう意味でもたばこの値段が上がって禁煙が進むならそれは結構だと思っている」と値上げについて賛意を示した。
一方で「300円前後を一気に1000円というのは、なかなかたばこを吸われている方も受け入れ難いので、私は500円くらいであったら受け入れられるかな」と値上げ許容範囲の目安に500円をあげた。
また「今たばこを吸える場所が減っていますから税収が上がるなら、例えば喫煙コーナーみたいなものを整備してあげるくらいのことを考えてやって、もしそういう形でたばこの税収が上がるなら、やはり健康のために国民の命を守るために使うというのは、一番国民の理解を得られると思いますし、一石二鳥にも三鳥にもなるので、私はそういう考え方は賛成します」とたばこ価格の値上げと愛煙家への配慮、値上げ増収の使い方について、自らの考えを語った。