マレーシアに合弁会社 日新製鋼

2008年03月10日 11:00

 マレーシアはその周辺諸国も含め、将来的にステンレスマーケットの持続的な成長が期待できることから、日新製鋼はステンレス事業拠点の確立と拡販、新規マーケットの開拓などを目的にアセリノックス社(スペイン)とマレーシア・ ジョホール州にステンレス冷延鋼板の製造・販売会社(合弁会社)を設立することを3月6日決めた。2011年の営業生産開始を目指す。
 
 合弁会社の出資比率は日新製鋼株式会社が約3分の1、アセリノックス社が3分の2(投資額は約3・2億ドル)。冷延設備1基と焼鈍酸洗設備1基などの設備を持つ。生産能力は年24万トン。内冷延能力は年18万トン(将来は製鋼100万トン/年、冷延60万トン/年の拡張を目指す)。

  同社では当面はステンレス冷延鋼板のみを予定しているがステンレス一貫メーカーへの発展も視野に入れた検討を行っていきたい意向だ。