尖閣問題 世界へ、わかり易く訴え続けると外相

2012年10月03日 11:00

 玄葉光一郎外務大臣は2日午後の記者会見で、尖閣諸島の問題について「領有権の問題は存在しないが、国際社会に向け、わかり易く(日本の立場を)訴えていく必要がある」と語った。

 玄葉外務大臣は「(国際社会に向けた情報発信を)大分前に指示したので、欧州はじめ、様々なメディアの論調が変わってきたように思う」とし「最初はどちらかというと中国側の主張が流されていたところがあったが、最近は日本側に国際法上、利があるとか、この間の経緯、例えば、都知事が買ったら大変なことになったからマネジメント上、日本政府としてやむを得ざる取った措置だとか、様々紹介されるようになったなというのが印象」と述べた。

 玄葉外務大臣は「これからもそういう論調は増えるのではないか」と日本にとって理解された情報発信が増えてくるのではないかとの認識を示した。(編集担当:森高龍二)