NHN Japanが、社名変更を発表

2013年07月18日 15:10

 16日、スマートフォンやPC用のコンテンツなどを開発する「NHN Japan株式会社」が、8月1日付で「NHN PlayArt株式会社」に社名を変更することを発表した。

 「NHN Japan株式会社」は、今年の4月に会社分割を行った「旧NHN Japan株式会社」のゲーム制作事情を引き継ぐ形で設立され、「LINE」「NAVER」「livedoor」などのウェブサービス事業は「LINE株式会社」が受け継いでいた。

 「LINE株式会社」の社長には「旧NHN Japan株式会社」森川社長が就任しており、利用者数が右肩上がりに増えている「LINE」の収益化を進める一方、海外展開も同時に行っていた。また、「NAVER」ではキュレーションサービスの「NAVERまとめ」を中心に、サービスの充実化に取り組んでいた。

 「NHN Japan株式会社」の社長には、「旧NHN Japan株式会社」の執行役員で、ゲームビジネス事業部部長の加藤雅樹氏が就任。また会社分割の発表当初、「NHN Japan株式会社」はその社名を「Hangame株式会社」とするとしていたが、「旧NHNのブランド力を活かすため」との理由で、「NHN」という名称を残していた。

 今回の社名変更に関して「NHN Japan」は、「インターネット上におけるNHNの企業認知を活かしつつ、ゲームを中心にエンターテインメント性の高いコンテンツを開発し、国内だけでなくグローバルにさらなる飛躍を目指す当社の方向性を明確にするため」とその理由を述べている。

 「PlayArt」とは、「Play」と「Art」を組み合わせた造語であり、「NHN Japan」によれば、「日常にもたらすちょっとした楽しさや驚き、新鮮な体験をオリジナリティあふれる発想と技術で創造していく」という同社の理念を反映したものであるようだ。

 そして今回の社名変更を機に、「これまで以上に良質で魅力的なコンテンツの開発・提供に努め、多くのお客様に愛されるサービスを実現し、新たな価値の創造に向けた取り組みを展開してまいります」と、プレスリリース上にてその意気込みを述べている。

 「NHN PlayArt株式会社」の代表取締役は引き続き加藤雅樹氏が務め、会社の所在地も現在と変わらないとのこと。(編集担当:滝川幸平)