閣僚参拝は私人の立場と理解していると官房長官

2013年08月16日 08:29

 菅義偉官房長官は15日、新藤義孝総務大臣と古屋圭司国家公安委員長がA級戦犯を合祀する靖国神社を参拝したことについて「国の内外を問わず、国のために戦い、尊い命を犠牲にした方に対し、冥福を祈り、尊崇の念を表することは当然のことであると思う」とし「閣僚の参拝は知っているが、私人の立場で参拝されたものと理解している」とあくまで私人の立場での参拝との理解を強調した。

 菅官房長官は「私人の立場での参拝は個人の信教の自由に関する問題であり、政府が立ち入ることではない」と政府のこれまでの捉え方を改めて説明した。

 また、安倍晋三総理が靖国神社に参拝しないかわりに、自民党総裁として玉串料を私費で納めることを託したことについて「ある意味、総理の私人としてのことに関することなので、政府として見解を申しあげるべきでないと思う」とコメントを避けた。

 15日午後には稲田朋美行革担当大臣も伝統と創造の会の一員として靖国神社を参拝した。(編集担当:森高龍二)