総理 歴史に向き合い、世界の恒久平和に貢献する

2013年08月16日 08:30

 安倍晋三総理は終戦記念日の15日、日本武道館での全国戦没者追悼式に臨み「いとしい我が子や妻を思い、残していく父、母に幸多かれ、ふるさとの山河よ、緑なせと念じつつ、貴い命を捧げられたあなた方の犠牲の上に、いま、私たちが享受する平和と繁栄がある」と感謝のことばを述べた。式には関係者ら約6000人が参列し、献花して平和を祈念した。

 安倍総理は「戦後、わが国は自由、民主主義を尊び、ひたすらに平和の道を邁進してきた」と報告。「今日よりも明日、世界をより良い場に変えるため、戦後間もない頃から各国・各地域に支援の手を差し伸べてきた」とするとともに「内にあっては経済社会の変化、天変地異がもたらした危機を幾度か、互いに助け合い、乗り越え、今日に至った」とした。

 安倍総理はその歩みを踏まえ「わたしたちは歴史に対して謙虚に向き合い、学ぶべき教訓を深く胸に刻みつつ、希望に満ちた国の未来を切り拓いていく」とし「世界の恒久平和に、能うる限り貢献し、万人が心豊かに暮らせる世を実現するよう全力を尽くしていく」と戦没者の霊前で「歴史に対して謙虚に向き合い、世界の恒久平和に能うる限り貢献する」誓いを述べた。(編集担当:森高龍二)