テロ対処で艦艇給油支援に高い評価 パキスタン

2013年08月19日 13:03

 18日からパキスタンを訪れている佐藤正久防衛大臣政務官はパキスタンの創立者・ムハンマド・アリー・ジンナーの霊廟(れいびょう)に献花。「(カラチで)テロ対処支援で海上自衛隊補給艦によるパキスタン艦艇への給油支援に高い評価」とツイッターにつぶやいた。

 佐藤政務官はパキスタン、アゼルバイジャンでアフガニスタン、中国、アメリカなどとの関係やテロ関連について意見交換することになっており、19日は海軍・空軍部隊を視察する。佐藤政務官は「在留邦人の安全確保などから意見交換を始める」としている。

 20日はパキスタンの政府要人と会談予定しているほか、21日には陸軍部隊を視察。その後、アゼルバイジャン政府要人と会談し、25日に帰国の予定。

 パキスタンは日本の約2倍の領土。人口1億8000万人。兵役は志願制で、陸海空の兵力62万人。1998年にインドが地下核実験を2度行ったことから、同時期に地下核実験を2度行った。2011年からインドとの対話政策を進めている。農業と繊維産業が主で財政再建が課題になっており、援助国として米国、イギリスに次いで、日本は3番目に入る。在留邦人は外務省統計2011年度で861人、在日パキスタン人は1万849人。日系企業は約70社といわれている。(編集担当:森高龍二)