小野寺五典防衛大臣は２１日、来日中の米上院のジョン・マケイン議員との会談で「改めて日米合意している中でのキャンプ・シュワブ沖への（普天間飛行場の）移転ということ、埋立てして移転ということに関して、私の方から説明させて頂いた」と辺野古移転を説明したことを明らかにした。
マケイン上院議員は辺野古移転の実現性は薄いので再検討すべきだと昨年、委員会で提起した人物だが、小野寺防衛大臣は「埋立て申請を沖縄県に行い、知事の判断を待つということについてはよく理解して頂いたと思っている。全体の流れについて非常によくわかって頂いていると思う」と語った。
また「嘉手納以南を含めた沖縄の負担軽減の中で、グアム移転のことについても大変重要だという話をした中で、重要性についても認識しているというようなお考えだったと思う」と述べ「今後とも米国政府、米国議会に対して、沖縄の負担軽減としてのグアム移転の問題、リバランスの問題について機会を得て説明していきたい」意向を述べた。
小野寺防衛大臣は会談での印象として「非常にお互いの意見交換が率直にできたと思う。日本の今行っている状況についての全体をよく理解して頂いたという印象を持った」と語った。（編集担当：森高龍二）
