辺野古埋立許可へ環境整備に努めると石破幹事長

2013年07月22日 11:19

 自民党の石破茂幹事長は「今回の参院選挙では、ねじれを解消するということを訴えてきた。参議院でも与党で過半数を頂いた。いろいろな懸案の処理を迅速・的確に進めさせていただきたい。我々に与えられた責任はさらに重大になったと認識している」と語った。

 「この結果に決して驕ることなく、国民の期待に応えるべく、総力を結集したい」とした。

 また普天間飛行場の名護市辺野古への移設について「辺野古沖の埋立申請の許可が得られるような環境づくりをしていかなければならないと考えている。それは、選挙の勝敗にかかわらず、知事の許可の決断ができるよう環境を整えていかねばならないということ」と述べた。

 普天間飛行場の県外移設を求める沖縄県連との関係については「決定権能は中央にあり、県連が権能を有しているわけでないので、県外移設を訴えることがけしからんことだという立場には立っていない。沖縄の公認候補が訴えたことは、まず経済の発展、TPP、福祉政策などで、大半は党の政策と一致したもの。なので、県外移設を訴えることで、党本部と沖縄県連の関係がおかしくなるということはない」と述べた。

 このほか、ネット選挙について「わが党として、取り組みは進んでいたし、中身も充実していたと思っている」との認識を示した。石破幹事長は「情報発信の仕方としてはかなり有効に行われたと思う」と語った。(編集担当:森高龍二)