国土交通省は6日、独立行政法人・交通安全環境研究所が日本で初めて「鉄道分野での国際規格の認証機関」に認定されたと発表した。
これまで国内企業は国内に認証機関がなかったために海外の認証機関を利用してきたが、今回の認定で、説明資料の翻訳や外国語での説明をはじめ、渡航費用、時差による作業ロスなどが解消されることとなった。国交省では「わが国鉄道システムの海外展開がより期待される」としている。
交通安全環境研究所が認定を受けたのは鉄道信号システムの電子装置の安全性に関する規格で、今後は鉄道信号システムの通信の安全性やソフトウエアの安全性に関する規格など4つの規格についても順次、認定を取得していきたいとしている。(編集担当:森高龍二)