栃木の国有林野に「指定廃棄物」最終処分場

2012年09月04日 11:00

 藤村修官房長官は3日夕、東京電力福島第一原発事故に伴い栃木県内で発生した指定廃棄物の最終処分場候補地として同県矢板市内の国有林野を選定したことを「環境副大臣から栃木県知事と矢板市長に知らせた」と3日語るとともに、知事からは「選定経緯やその必要性について矢板市や周辺住民の理解を得るために国として丁寧に説明してほしいという話があったと聞いている」と語った。

 また地元、矢板市長からは「今のところ、お断りしたいと考えているが、今後の対応については県と相談したいという話だったと聞いている」と語った。

 そのうえで、藤村官房長官は「国として矢板市や周辺住民の方々に最終処分場を設置する必要性、候補地選定の考え方、安全性の確保などについて丁寧に説明し、理解を得られるように努めていきたい」と設置に理解と協力を求める考えを語った。(編集担当:森高龍二)