関係法令に従って着実に進める 防衛相が強調

2014年01月22日 08:52

 小野寺五典防衛大臣は21日、普天間飛行場の代替施設の名護市辺野古への建設に向けた対応について「今回、公有水面埋め立て法に基づく沖縄県からの埋め立て承認を頂いているということであるので、私どもとしては関係法令に従って着実にこの事業を進めていく」と予定通り、計画を進める考えを強調した。

 小野寺防衛大臣は「工事の着手に向けた調査・設計を行う必要があり、本日、施行区域内における生物の移植等の環境保全措置の調査検討及び仮設工事や護岸工事等に関わる設計に係る業務につき、契約手続き開始の公示を、官報を通じてさせて頂いた。いずれにしても関係法令に従って着実に進めていきたいと思っている」と語り、『関係法令に従って着実に進める』との表現を繰り返し用いた。

 また、記者団から「現段階で地元の理解というのは得られているという認識ですか」との問いには「少なくとも埋め立て承認の法的な権限を持っている沖縄県からは承認を頂いている」とした。政府は来年春の着工を目指し、手続きを進める考え。

 また記者団から「今後抗議活動とか広まっていった場合に何かしらの計画変更とかそういうことは検討されることはあるのでしょうか」と問われ「今の所、予定どおりのスケジュールで進めると事務方からは報告を受けている」と答えた。(編集担当:森高龍二)