社民党の福島みずほ副党首は「(自民党の石破茂幹事長が沖縄県名護市での街頭演説で)名護市の地域振興に500億円規模の基金を立ち上げる意向を明らかにした」とツイート。
福島副党首は「とんでもない」と厳しく批判。「金で横面をひっぱたこうとしている」とし、「500億円は血税。こんなことが勝手に言えるのか。金で票を買おうとしている」と糾弾した。
名護市は今、普天間飛行場の名護市辺野古への代替施設建設をめぐり、19日の市長選挙の動向でも全国から注目されている。15日には仲井眞弘多知事が埋め立て申請を承認したことに対し、反対する住民ら194人が承認取り消しを求める行政訴訟を那覇地裁に起こすなど、行政、司法の両面で賛成、反対双方の対立が激化。
今月10日には沖縄県議会が知事の埋め立て申請承認をめぐり、これは県外移設を公約したのに違反する行為と反発。知事辞任要求決議を可決した。一方、自民党本部や政府は名護市長選挙の結果次第で、辺野古への移設計画の進捗が加速するか、減速するかの影響が生じるとして、全力をあげて移設派候補を支援している。(編集担当:森高龍二)