ソニーが電子書籍リーダー「Reader」の新機種発売

2012年09月04日 11:00

 ソニーが、電子ペーパーを搭載し、紙の本を読む感覚で楽しめる電子書籍リーダー「Reader」の新機種、「PRS-T2」の発売を発表。新機種は、電子ペーパーの特性として必要な画面の白黒反転を低減し快適な読書を実現。大型のアイコン型操作ボタンの採用と配置の最適化、簡単で使いやすいメニュー画面の採用などにより、初めてでも直感的に操作が可能なものとなっている。

 加えて、新機種には、一度の充電で最長約2カ月の読書が楽しめるスタミナ性能や豊富な辞書機能など、高い性能を最薄部9.1mm、質量約164gの薄型軽量ボディに搭載。書籍であれば、最大約1300冊、コミックであれば約33冊を内蔵メモリーに保存することができるという。さらに、Android搭載スマートフォンなど別の端末で続きのページから読める同期機能を搭載し、使用シーンに合わせて端末を自由に使い分けることを可能に。また、FacebookとEvernoteに対応しており、Facebookで本の感想や情報を簡単に共有することや、Evernoteで保存しておいたブログやニュースなどを閲覧することが可能になっているという。

 今年は、7月に楽天が電子書籍専用端末「kobo Touch(コボタッチ)」を発売するなど、電子書籍商戦が本格化している。電子書籍元年と言われて数年、漸く本格普及が始まったと言えるではないだろうか。暫くは各企業によるイニシアティブ争いから目が離せない市場であろう。