小野寺五典防衛大臣は28日朝の記者会見で、北朝鮮が27日に短距離弾道ミサイル4発を発射したとの情報が韓国側の話として出ていることについて「米韓軍事演習が行われる場合には北朝鮮は様々な行動を行うということなので、今回もそれに起因しているのではないか」との認識を示しした。米韓軍事演習は今月24日から行われている。
小野寺防衛大臣は発射の事実関係については「警戒監視に常日頃しっかり態勢をしている」とし「今回報道された内容についても警戒監視、情報収集に万全を期していた」としたうえで「現在のところ、我が国の安全保障に直接影響があるということで私どもから報告するような状況ではない」と詳細を語らなかった。
一方、今回の事案について米国との連携については「情報収集をはじめ、様々な分野で日米は綿密に協力をしている。今回の状況についてもしっかり分析をする中で、米側と足並みを揃えていきたい」と語った。(編集担当:森高龍二)