英・独外相と岸田外相がウクライナで協力合意

2014年03月07日 16:48

 ウクライナ情勢について岸田文雄外務大臣はイギリスの外務大臣、ドイツの外務大臣と7日までに相次ぎ電話会談し「ウクライナ情勢について全ての当事者が自制と責任をもって慎重に行動し、国際法の完全な遵守及びウクライナの主権と領土の一体性を尊重することを強く求めている」と日本の対応を説明。

 そのうえで「日本として経済面での支援へIMFとウクライナとの間の議論を踏まえ、具体的内容を検討していくこと」などを伝え、「ウクライナ情勢の平和的解決のために連携を深めていくこと」で合意した。

 岸田外務大臣は緊張緩和にむけた対話と透明性の促進のため「国際社会においては事実関係調査ミッションや国際コンタクトグループ等の取り組みに関する議論が行われているが、日本としてどのような協力ができるか検討していく」考えも伝えた。

 ドイツのシュタインマイヤー外相は「ドイツの立場は日本と全く同じ」とし「日本の協力を歓迎する。ウクライナの情勢の平和的解決のために日本と緊密に協力していきたい旨の発言があった」(外務省)という。

 またイギリスのヘーグ外相からはウクライナ訪問や様々な会談を通じた英国の緊張緩和に向けた努力や今後の見通しについて具体的な説明があったという。(編集担当:森高龍二)