総選挙で惨敗した責任をとり辞意を表明していた民主党の野田佳彦代表や輿石東幹事長ら執行部の辞任が19日、同党の両院議員総会で了承された。
野田代表は仕事のできる有用な多くの仲間が議席を失ったとして「慙愧(ざんき)の念に堪えない、痛恨の極み」とし、責任は代表である自身にあるとして代表を辞する考えを述べ、深々と頭を下げた。
新しい代表の選出については「ある程度時間をかけて、これまでの総括を行い、そのうえで新しいリーダーを選ぶことが重要だ」(菅直人元総理)など、さまざまな意見を受け、22日に予定していた代表選挙は延期することにした。
そのうえで、25日に両院議員総会を開き「可能な限りスピーディに代表選出ができるよう提案をする」(安住淳幹事長代行)こととした。具体的提案は暫定役員で協議する。(編集担当:森高龍二)