みずほの年間給与 業界平均を233万円上回る

2012年08月15日 11:00

 勤務先で生涯賃金は大きく左右されるが、東京商工リサーチが2012年3月期の国内銀行107行の平均給与を調べたところ、銀行業界では年間604万7000円が支給されていることが14日までにわかった。

 平均給与で最も高かったのはみずほコーポレート銀行で833万4000円、前年より3万3000円増えていた。次いで三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行が高かった。

 銀行の従業員数は大手銀行が10万1493人(前年比1.58%増)、地方銀行が11万9022人(同0.29%減)、第2地方銀行が3万9488人(同0.69%)で全体では26万3人となり、前年に比べ0.37%増えていた。東京商工リサーチでは要因に雇用延長の義務化などをあげている。

 ちなみに定年組の再雇用で新規採用が抑制されたことなどを反映して平均年齢は大手銀行が38.3歳、地方銀行が38.5歳、第2地方銀行が38.8歳といずれも前年に比べ0.5歳、0.1歳、0.1歳上昇。業界全体の平均年齢は38.6歳と前年比0.1歳上昇した。
(編集担当:森高龍二)