国土交通省が高速会社や国、都道府県、市区町村が管轄している橋梁(橋長15メートル以上)のうち通行規制などを行っている橋梁について調べたところ、今年4月現在で通行止めが217橋梁、通行規制が1162橋梁と昨年4月に比べ、通行止めが45橋梁、通行規制で32橋梁増えていた。
通行止めは昨年4月から今年4月までの間に改修工事などで58橋梁で解除された一方で、103橋梁が老朽化や災害などで増えていた。通行規制も47橋梁で解除されたが、79橋梁が新たに規制されていた。
こうした通行止めや規制対象の橋梁の大半(1215橋梁)は市区町村管理の橋梁で、橋梁の経過年数をみると、1379橋梁のうち599橋梁(全体の43%)が築50年以上のもので、40年以上のものを入れると全体の69%(958橋梁)に及んだ。また72橋梁は築年数が分からなかった。
国土交通省では全国の橋梁のうち築後50年以上のものが2011年現在で11%だが、2031年には53%になるとしており、橋梁補修事業支援への推進策をさらにすすめていきたいとしている。(編集担当:森高龍二)