株式会社ドゥ・ハウスは、自社のインターネットリサーチサービス『myアンケート』を利用し、20歳～59歳の男女を対象に「ダイエット」に関するWEBアンケートを実施、12日その結果を発表した。調査期間は2014年5月14日～5月19日。有効回答は1000人だった。
まず、ダイエットの経験について聞いたところ、全体で63.9％の人が、何らかのダイエットをしたことがあると回答した。また、その中でも、現在ダイエットを行っている人が最も多かったのは30代で、35.2％となった。
続いて、自身の体型について、自分でどう思うか、また、他人から何と言われることが多いかを聞いたところ、自他の評価を比較して差が最も小さかったのは「やや痩せている」。逆に差が最も大きかったのは、「やや太っている」。自己評価は、1位「普通（34.9％）」、2位「やや太っている（29.8％）」、3位「太っている（13.8％）」となり、自分の体型を他人の評価より太いと思っている傾向があるとした。また、男女の傾向に大きな差はなかったが、女性は他人から「痩せている」と言われることが多い。
痩せたい部位について聞いたところ、全体では1位「お腹・ウエスト（66.1％）」、2位「太もも（37.1％）」、3位「お尻（29.8％）」となった。男女別でみた場合、男性は1位「お腹・ウエスト（63.0％）」、2位「内臓脂肪（24.0％）」、3位「あご（19.0％）」で、女性は1位「お腹・ウエスト（69.2％）」「太もも（59.0％）」「お尻（45.4％）」となっており、１位以外の部位は男女間で異なっていた。
男女間で大きな差があったのは「太もも」と「二の腕」で、「太もも」は男性が15.2％だったのに対し、女性は59.0％、「二の腕」は男性が5.0％に対し、女性は38.2％が気にしているようだ。また、すべての部位で女性の回答率が男性を上回ったことから、女性の「痩せたい」という意識の高さがうかがえる。
そして、最近のダイエット方法について聞いたところ、男性は「ウォーキング、ランニング（52.9％）」が最も多く、2位の「カロリー制限（26.4％）」と比べて約2倍の人が実施していた。3位は「筋力トレーニング（25.4％）」。女性の１位も「ウォーキング、ランニング（29.0％）」だが、男性に比べると割合は少なく20ポイント以上の差がある。2位は「カロリー制限（25.3％）」、3位は「ストレッチ（21.2％）」だった。
男性は、ウォーキングや筋力トレーニング、水泳など、より体を動かすダイエットを行っている人が多く、一方女性は、半身浴、マッサージ、糖質制限、サプリや漢方を飲むなどの方法も1割程度の回答があり、さまざまなダイエット方法を取り入れているのが特徴的だ。
最後に、何をもってダイエットを成功とするかを聞いたところ、1位は「目標の体重に届いたとき（68.1％）」だった。
男女別にみると、男性の1位は「目標の体重に届いたとき（70.4％）」、2位は「目標の体脂肪率に届いたとき（27.9％）」となった。一方、女性の1位は同じく「目標の体重に届いたとき」で66.3％だが、2位は「自分で見た目が変わったと思ったとき（45.4％）」。女性は、体重や体脂肪率以外に、見た目の変化や人からの言葉といった数字以外の要素もダイエット成功の基準としていることがうかがえる。
年代別にみると、20代では「人から「痩せたね」と言われたとき」に成功と感じる人が28.7％おり、他の年代よりも10ポイント以上多い傾向にある。また、50代は健康のためにダイエットを行う人が多いのか、「血液検査や医師の評価が良くなったとき」が18.1％と、他の年代よりも高い割合となっていた。
やはり、男性より女性のほうが見た目や人からの言葉を意識する傾向が強い。健康のためにも、美容のためにもダイエットは重要だが、やりすぎには注してもらいたい。 (編集担当：慶尾六郎)
