独身女性の3人に1人は「こじらせ女子」処方箋はあるのか?

2014年06月23日 18:35

 それほどモテないわけでもないのに“世間的な女らしさ”を過剰に意識してしまい、自分に自信が持てない。そんな女性のことを「こじらせ女子」と呼ぶそうだ。13年の「ユーキャン新語・流行語大賞」にもノミネートされたこの言葉、自覚している女性はそれなりに多い。総合情報サイト「All About」と花王が20~40代女性を対象に調査したところ、3人に1人は「自分をこじらせ女子だと思う」と考えていることが分かった。

 調査は今年4月、1都3県に住む20~40代の独身女性を対象にインターネットリサーチで実施。有効回答は876件で、年齢は20代が26.8%、30代が36.4%、40代が36.8%となっている。

 「こじらせ女子」というタイプに自分がどこまであてはまるか質問したところ、「あてはまる」(8.8%)、「部分的にあてはまる(24.8%)」と、3人に1人が「こじらせ女子」との自覚があるようだ。

 さらに「こじらせ女子」に見られがちな特徴について、どこまで自分が適合しているかも尋ねたところ、「甘えたり、かわいらしさを演出することが苦手」、「あまり大勢の人と騒ぐタイプではない」、「言わなくてもいいのに自分の欠点を他人に言ってしまう」、「必要以上にコンプレックスを抱え、墓穴を掘って空回りする」などが6割以上の票を集めた。特に「甘えたり、かわいらしさを演出することが苦手」は8割弱が「あてはまる」と回答しており、「甘え下手」な独身女性が多いようだ。

 All Aboutの「恋愛」ガイド、ひかり氏は、「こじらせ女子と呼ばれる方の多くは、今の自分にちょっぴり自信がなく、ありのままの自分を受け止められていないのではないでしょうか。良い恋愛をするためにも、まずは『自分を好きになる』のはとても重要なこと。自分を好きになることが、人を好きになる第一歩です」とコメントしている。

 「こじらせ女子」から脱却するには、「ありのままの自分を受け止め、愛すること」が重要なようだ。それが難しいからこそ、一部の女性たちは「こじらせ」という概念に共感しているのかもしれない。(編集担当:北条かや)