富士通などが通信プラットフォーム製品などの合弁会社設立

2012年08月03日 11:00

 富士通、エヌ・ティ・ティ・ドコモ、日本電気(NEC)、富士通セミコンダクターは、通信機器向けモデム機能を備えた半導体(通信プラットフォーム)製品等の開発・販売を行うための合弁会社設立について合意し、合弁契約を締結した。

 富士通が設立したアクセスネットワークテクノロジに、2012年8月中に、ドコモ、NEC、富士通セミコンダクターが出資し、合弁事業を開始する予定だという。資本金は1億円で、各社の出資比率は富士通が52.8%、ドコモ19.9%、NEC17.8%、富士通セミコンダクター9.5%となっている。

 スマートフォン市場の拡大及びデータ通信量の増大の影響で、通信プラットフォームの重要性が高まっている。そのため、各社が有する技術や、これまでの共同開発による成果は、今後グローバルにますます拡大が予測されるスマートフォン市場において、高い競争優位性を有すると考えられる。

 合弁会社であるアクセスネットワークテクノロジは今後、新たな事業形態のもとで、経営の機動力を高めると共に、各社の技術を融合して世界に先駆けた通信プラットフォーム製品開発を実施。市場競争力のある製品を提供し、ニーズにあった事業を展開していくと考えられる。