厚生労働省は歯科口腔保健の推進に関する基本的事項を制定するとともに目標値を公表した。80歳で20歯以上、自分の歯のある人を平成34年度までに50%にする目標を掲げた(平成17年歯科疾患実態調査では75歳から84歳までの人で20歯以上自分の歯の人は25%だった)。
また3歳児でむし歯のない者の目標値を平成35年までに90%にする(平成21年現在77.1%)。また、34年度までに12歳児でむし歯のない者の割合を65%とする(平成23年現在54.6%)としている。
このほか20歳代での歯肉炎症所見者の数を平成34年に25%まで引下げる(平成21年の国民健康・栄養調査では31.7%で歯肉炎症がみられた)。また40歳代で進行した歯周炎になっている人の割合を平成34年までに25%に引下げる(平成17年歯科疾患実態調査では37.3%が進行した歯周炎を有していた)としている。(編集担当:森高龍二)